２００２．０８．０２
日曜日、今さらめでたくもなんともない、my
birthdayだった。2日前に娘からプレゼントをもらい、当日は名古屋に出かけCDを見たり、少し買い物をして、いつもと変わらない休日を過ごした。なんともないと言いつつ、やっぱり年に一度の自分がこの世に生を受けた特別な日なので、またひとつ年をとったのかと実感しつつ、いろいろ考えるところもある。
高校時代の親友の誕生日が、私の誕生日の翌日なので、火曜日（30日）に、一日遅れでちょっと申し訳ないなと思いながら、Happy
BirthdayのメッセージをFAXで送った。私は普段と変わり映えのしない1日を過ごしたけれど、彼女はどんなバースデーを過ごしたのかしらなんて思いつつ。その日の午後、くれよんにとてもめずらしいお客さん。もう15，6年のつきあいになる彼女とは、時々手紙のやりとりをしている。彼女が嫁いでちょっと離れてしまったので、彼女がくれよんに来ることも、私の休みを利用して会うことも今はない。その日は、“おくれちゃって ごめんなさい、きのう実家に帰ったので・・・”と、バースデープレゼントを届けに来てくれたのだった。思いがけない再会に2人で手を取り合って思わず飛び上がっちゃったけど、久々に見る彼女はとてもスリムになっていて“やせた？”と聞くと“みんなに言われるんだけど、大丈夫ですよ。男の子3人だとねぇ”といつもの笑顔。彼女がくれよんに来てくれてる頃には、彼女の笑顔に、離れてしまってからは、時々届く便りにとても元気をもらっている。それでも時には、人間関係や子育て・・・等“どうしよう”って悩んでる内容の時もあるけど、そんな時もとても前向きな姿勢に感じられて、いつも感心してしまう。彼女のことを知ってる、うちのお客さんが“いつも笑顔で太陽みたい”と、おっしゃったけれど、正にそのとおりで私も見習わなきゃとその時思った。実家に帰ったからと届けてくれたプレゼント、それとその日彼女に会えたことは、私にとって、もうひとつのプレゼントになった。ステキなステキなこの2日遅れのプレゼントは、最高にうれしかった。
そして次の日、31日何だかうれしいこと続きっていうか、心の中があったかくなった。以前こちらに住んでいて九州に引っ越され,何と13年ぶりにくれよんに来て下さった御夫婦。“久しぶりに来たら 灰皿ほしくなっちゃった”と、灰皿まで買ってくださって、“なつかしいなぁ”“レコード まだあるね・・・”とほんの少ししか話せなかったけど、すごく、うれしくて。お2人が帰られた後に、ひとりでいらっしゃった女性は、帰りがけに“本格的にジャズやってるのね、私 あなた達が結婚した当時から知ってるのよ”と、さらに古い話。たぶんオープン当時にきてもらっていて、今までブランクがあったのだろう。息子さんに“この辺にジャズの店ってある？”とたずねられて、ちょっと行ってみようかしらと思われたそうだ。営業時間、ライブのことなど聞かれたあと“がんばってね”と、ひと言。ほんのちょっとした出来事なんだけど、このふたつの事で、妙に心の中がほんわかして、これは3日遅れのプレゼントなんだって気がしている。まだ少しだけ、ほんわか気分に浸っている。親友への1日遅れのメッセージは、ちょっと気がひけたけど、2日遅れ、3日遅れのバースデーも悪くないなぁ。
今週は、Desafinado
COLEMAN HAWKINS Desafinado
GETZ~GILBERTO
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