津島市蛭間町
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全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2003.09.03

超大型新人、すごいピアニストが現れたと今何かと話題の松永貴志17歳。うちの息子がつい先日18歳になったばかりで、ほぼ同い年。でもとてもそうは思えない。「十七歳、ジャズ-ピアノの飛翔」と題して、評論家の先生方がそれぞれに大絶賛。この取り上げられ方、さわがれ方はすごい。スイングジャーナルでは、今まで見たことも聴いたこともないような人が突然1ページを使ってCDの宣伝を載せてたりするので、いろんなミュージシャンがいるなあとつくづく感心するんだけど、彼の場合取り上げられ方が特にすごくて、デビューツアーで、名古屋ブルーノートにも2days、ハンコックのプロデュースで話題の東京JAZZ2003にも出演。夏休みの高校生にとっては、大忙しの大活躍だ。



ブルーノート出演の2日目の夕方、家から名古屋へ向かう途中、偶然ラジオから彼の演奏が流れてきて、その時初めてほんの少しだけ彼のピアノを聴いた。そのあとお客さんから、オアシス21の無料ライブで8/31、松永貴志が出演する情報を得て、特に用もなかったし、彼のHPで調べたらドラムが広瀬潤次になっていたので、聴きに行くことにした。



オアシス21、場所は知っていたけど、一度も行ったことはなくてどんなふうになっているかさえも、さっぱりわからない。建物内に入って、どこでやるんだろうって、ふと下を見下ろしたら、ステージがあって、すでにドラムはセットしてあり、ピアノは調律の最中だった。ふ〜んここでやるんだ。いくつか並べられたイスはライブ1時間前にもかかわらず、すでにかなり埋まっている。さすが話題の人だけのことはある。しかも無料だし。



とりあえず、場所だけ確認して食事をすませた。開始20分くらい前にでて、すぐ近くにある雑貨屋さんを少しのぞいて、会場に行くとすごい人だかりだった。へぇー ジャズでこんなに人が来るんだ。休憩もべしゃりもなく、1時間半の全力疾走って感じ。パワフルに弾きまくった貴志くん。すごいと思いつつも、ヒロリン(広瀬さん)のソロで、にこにこしながら大声で“イエ〜〜イ!”と叫びながら、拍手喝采してるとこなんか見てると、無邪気っていうか、ああまだ17才だなあって、かわいい感じさえする。



でもあれだけのお客さんの前で、しかもベースの村松さんなんか、お父さんくらい年が離れてる大ベテランだし、ヒロリンだって、大西順子(ちょっと古い)トリオその他で、活躍めざましい大物で、そんなふたりを相手に、あれだけ弾きまくるのは、やっぱりすごい。



演奏が終わって彼らがステージを下りたあと、ヒロリンに“お疲れさま”を言おうと、彼らのあとを追った。といっても柵があって彼らの近くに行くことはできず、仕方なくテントでひと休みのところ、少し離れたところからヒロリンを呼んだ。その時私の後ろから歩いてくる若い女の子2人連れは“あっ いたいた、あそこ・・・こっち向いてる、キャーッ・・・”と大騒ぎ。どうやら貴志くんお目あてのよう。あらら、ジャズでもこんなふうに騒がれる人いるんだ。アイドルだね、ほんと。会場ではお客さんや、ベースの加藤さんにもお会いして、休日のひと時を楽しく過ごした。それにしても、ヒロリンのドラムはすごい!!!おつかれさま!



今週は「That’s All」

LEE MORGAN 「Introducing」

JOHNNY GRIFFIN「Do Nothing ‘Til You Hear FromMe」

BARNEY KESSEL 「Easy Like」

JOHNNY LYTLE 「Nice And Easy」

DONALD BYRD 「Chant」

SARAH VAUGHAN 「枯葉」

DIANNE REEVES 「Dianne Reeves」

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