２００３．１２．０９
6日は、宮前くんのファーストアルバム「サクラ散る日」の発売記念ライブだった。この特別な日に、メンバーはそれぞれお客さんをよんでいて、その気合いの入れ方に驚いた。
私は私で、前回の宮前くんを聴いて大絶賛「今度も来ます」とのお客様の声や、問い合わせ等など、今回はそこそこ入りそう？などと勝手に思い込み、気楽に構えていたのだが、やはり現実はきびしい！全く期待通りにいかなかったのが、ものすごくなさけなかった。
それと今回はライブ前日、宮前くんから「ピアノなしのカルテットでお願いします」と、メンバー変更の連絡が入った。電話で、「本当にすいません」と、恐縮していたが、本人が来れないんだからどうしようもない。
でも、こういう時に限ってというか、ピアノが目当てのお客様が2人いらっしゃって、ひとりの方は、１setの休憩に”今日、ピアノは・・・？”と、マスターにたずねられて、そうだったのかとわかったのだけれど、ピアノが入らないとわかると、その男性は、休憩中に早々と、店を出られた。外に出られた時、”本日のLIVE”の黒板をしげしげと見つめていらっしゃるのを見て、きっとライブニュースでチェックして来ていただいたんだなと、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
もうひとりのお客様は、ご自分でピアノを弾かれる方らしく、うちのライブには、当然ながら、圧倒的にピアノ入りの日に来ていただくことが多い。11月は、ギター入りライブが多くて、最近お顔を見ないなあと思っていたので、久しぶりだわと思いつつ、”あっ まずい、今日ピアノないんだった”と、胸がいたんだ。
こういうことって、ミュージシャンにとっても、イメージダウンなのに、どうなんだろうと思うと同時に、うちに責任はないと言い切ってしまっていいのかどうか、これも判断に困るところだけど、とりあえず、この一件で、くれよんもずいぶん信用落としちゃったと、とてもくやしい思いをした。
宮前くんはじめ、メンバーが、いっしょうけんめいなのに、CD発売記念って、特別な日なのに、このことをメンバーは、どう受け止めたのかしら。私にとっては、それほど大切な、重大な、大変な出来事だった。
ということで、このくらいにして、気を取り直して、肝心なライブのこと。やっぱり特別な日だったので、いつもにも増してパワフルだった。音でっかくて、豪快で、こっちも聴いてて、わあ、気持ちいい！って感じ。
2set、ガツンと「ダイナマイトセクシーリィリー」で、始まって、私の大好きなめちゃカッコいい「Mr.ジレンマン」・・・ちょっとしっとり「コーヒー＆シガレット」・・・CDに入ってる曲が続く。そして、宮地さんのライブですごく印象的だった（NEW4TETのCDにも入ってる）「Zingaro」宮前4の演奏もなかなかだった。
そういえば、宮地さんのライブに宮前くんが来てくれて、”名古屋に宮前あり”と、言わんばかりに、東京メンバーの宮地4相手に吹いた、「Invitation」は、小気味よかった。
バリバリ、コルトレン大好きっていうだけあって 吹いても、見た目も、ちょっとこわい？けど、べしゃりは、ホンワカ、ほわほわ。それにすごく気を使う人でもある。私はそんな宮前くんのこと、応援したいだけ、ちょっとたよりないけどね。
それにしても、ファーストにしてなんで、「サクラ散る日」なんだろう。♪なんでだろう・・♪
KINちゃんとFUJIさんのdancer入りライブの前座で踊らせてもらって、宮前くんにお世話になった娘と息子も興味津々で、ジャケット見たら、中が余計見たくなると言って、ケースを開けてみて、”なんで、こんな迫真の演技なの・・・？”と、不思議そうに笑った。
今週は、日曜日車でラジオを聴いていたら、流れてきた曲。そのあまりの以外さに驚いて、しばし聞惚れていた、コルトレン「Crescent」 すばらしい！！
'03.12.15 ☜
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