津島市蛭間町
tel.0567-25-3272
全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2004.09.27

 ある日「BURN THE FLOOR」とタイトルのついた広告を新聞で見た。小さい広告だったので、載っている写真も小さかった。が、インパクトはなかなか、妙にそそられて、私は、”バーンザ フロア?へぇー これ観たいな!”と、なったのである。


 それから、時々その広告が載ってくるようになり、しばらくしてから、またある日、会話の中で何気なーく”私 これ観たいんだよね”と、言ってみた。すると娘の反応の早いこと。”えーーっ 私も気になってたんだー” ”これ ぜーったい すごいって”と、はしゃぐ私達にマスターは”じゃあ ふたりで行ってきたら”と、静かに言った。”いいのー やったぁー”と、大喜びの私達。うちにとっては高価なチケット、思わぬ出費だったが、”まあ いいじゃないの、たまには”と、自分で自分に言い聞かせ、すぐ予約を入れた。


 ダンスなるものいと楽し!私はダンスが好き。くれよんダンシングチームも中川さんが亡くなってから、すっかり静かになってしまい、今となっては、踊るチャンスもなかなかないのが寂しい限りだ。


 誰かの誕生日だといってはオールディーズのお店に踊りに行ったり、くれよんライブでは、ちょっとノリのいい曲だと、もう座ってられないと言わんばかりに、踊りだしていた中川さん。最近はすっかりなくなってしまった。人生スイングしなきゃ意味ないじゃん!いつでも踊れる態勢、スタンバってるんだけどなあ。


 というわけでして、きのう楽しみに楽しみに待っていた、「バーン ザ フロア」の公演に行ってきた。ちょっとしたハプニングで、会場のレインボーホールに着いたのが、ほぼ5:00.”お急ぎくださーい”と、スタッフの声。声のする方にあわてて走ったが間に合わず”今、入場制限中です”と、止められて、すると中ではすぐに音楽が鳴り出した。


 少し待って中に入りチケットの番号に案内してもらう。10列目ほとんど、ど真ん中の席。「すごい、これがあのバーン ザ フロア?」最初から圧倒された。イエ〜〜イだよ、まいったな。


 サルサ、ジルバ、タンゴ、ワルツ・・・等等。そして一場面ごとちゃんとストーリーがあって、ウィーンの仮面舞踏会、ナイトクラブ、スペインの闘牛場、スイングジャズの流れるダンスホール、ハリウッドミュージカルの黄金時代・・・と次々換わりながら、もちろん背景も換わっていく。


 ダンスは本当に息をのむというか、とにかくほんの少しの間も、ぜったい目が離せないくらいすごい。その上、その場その場で衣装が換わるのがまたすごい、見ごたえがある。星のようにキラキラしたドレスで優雅に踊るペア・ダンス。ドキッとするほどセクシーな衣装で情熱のステップ。’60年代ファッションのオールディーズは超キュート。どれをとってもため息もの。


 前半が終わって20分の休憩があり、そのあと後半が始まる前に、フィナーレで会場全員で踊れるように、簡単なステップの手ほどきも。こんなところがダンス公演ならでは、これもまた楽しいのだ。


 あっという間の前半だったが、残る一時間も本当に短く感じられた。ステージのダンサーひとりひとり見るのは、なかなか難しくどうしても全体として見てしまうのだが、日本人ペアにはやっぱり、どんな場面でもいつも目がいってしまって、そのたび大したもんだと感心した。


 席は、空きが目立つというより、がらがらといってもいいほどの状態だったが、ダンサーはみんなとびっきりの笑顔だ。正にエンタテインメント!


 ラスト、ステージから手を振り、おじぎをし、会場を駆け抜けていったダンサーや、投げキッスのサービスも。そうして2時間感動し続けた華麗なパフォーマンスの幕は下りた。久々にいいものを観て、私の心はとても満たされ、そして隣の娘は泣いていた。


 ステージの音楽も私の大好きな「素敵なあなた」や「CARAVAN」など、知ってる曲もあってご機嫌だった。今週はその中の一曲「ムーンライトセレナーデ」


p.s. jazz THE CATさん9月22日を以って閉店されました。
ここ数週間、何日かおじゃまするたびに思うことでしたが、22日は
特にCATさんの偉大さを、思い知ったと同時に「CAT最後の日」に関わることが
できたことを、大変うれしく思います。
CAT24年と4ヶ月の歴史を作った、マスター、ままさん、本当におつかれさまでした。

'04.10.10 ☜  一覧  ☞ '04.09.13