津島市蛭間町
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全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2005.03.31

 娘が無事帰ってきた。今年一月ひとり旅での東京行きでさえ心配だったのに、一度も足を踏み入れたことのないニューヨークという地へひとりで行く、この話を娘から切り出された時は、話を半信半疑で聞くとか、ひとりで行くのが無謀とか、無茶とかそんなことではなく、”できもしないこと・・・”くらいにしか思えなかった。


 ところが、秋が終わり、冬が来て、年の瀬を向かえ、新しい年になり、日がたつにつれ、だんだん話が進む。語学留学か、ダンス留学か?旅行会社どこにしよう、パスポートまだ使えるかなあ、何日間のコースにしよう・・・等々。そうなると、”えっ まさか、それってホントなの?”と、少しづつ思うようになり、某旅行会社の語学留学2週間に決め、いよいよその担当者の人に電話で、説明を聞くと、もう事実として、受け止めざるを得なくなる。


 それが決まると、ダンスのレッスンも当然受けたいので、どこで受けるのかをネットで調べ、最終的に、ブロードウエイダンスセンター(BDC)という所に決めた。


 語学留学の学校はエンパイアステートビル内にあり、BDCも割と近いところにあるということだった。宿泊はホームステイ、ホストファミリーは出発日6日〜3日前くらいにならないとわからないというのもまた心配のたねだった。


 何せなにもかもが初めての経験なので、わからないことばかりだし、さらにニューヨークという街、ホームステイ先、等の治安の問題、不安はつのる一方だが、折角一大決心で行くことになったのだから、ダンスも語学も観光も、いろんなことすべて堪能して帰ってほしいと思い、とにかくわからないことがあったら、何でもいいから旅行会社の担当者に聞きなさいと娘には言ってきかせた。


 語学学校は月曜から木曜まで、金曜からの自分の空き時間を利用してダンスレッスンに通うことになる。きっと2週間なんてあっという間だし、時間を有効に使う為にも、BDCにメールをして、いろいろ問い合わせてみると、日本人スタッフの女性から、先にカードだけ作っておくと当日写真を撮るだけなので、手続きが比較的スムーズにいくと思いますと返事がきたので、カードを作ることに。


 ところが、パソコンのメールに送られてきたのは当然のことながら全部英文。さすがにこれは、何となくわかるではすませられない、お手上げ状態。近くに住むアメリカ人の友達に手伝ってもらってカードを作成、同時に”ここは、ぜったい行くべき”みたいなところを教えてもらったり、準備は順調に整っていく。


 最後の説明も担当者の人から、数日前にしてもらい、いよいよ出発前日、3ヶ月間イタリアへ修行に行っていた友達から、海外旅行の心得、必需品など、アドバイスを書いた手紙が届いたり、仲良しのお客さんからは、英会話の本をいただいたり、これがなによりの餞別、とても心強い、こういうことが、本当に力になるのだ。


 娘もすごくうれしそうに、ギュッと本を胸に抱きしめている。そして荷物をまとめる時、手紙も本もしっかりスーツケースに詰め込んだ。


 確実に数時間後出発の時がやってくる。しかし往生際の悪い私は、もしかしたら朝になったら”私おなか痛くて、やっぱ行けない・・・”なんてことになって、結局は行けないんじゃないかなどと思ったりもしたのだ。つづく


 今週は「Jazz Waltz」

寺井 尚子 「Jazz Waltz」 哀愁たっぷりのバイオリンの音色がたまらない
恋愛ドラマの別れの時に流れてきそうな曲なんてこと想像したりして・・・

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