津島市蛭間町
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全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2005.04.28

 今の若い人って、もしかしたらすごい!かも、もっと聴いてみたい!!そう思うきっかけになったのが、4月の初め某ライブハウスで聴いた演奏だった。


 その日、そのお店には初めてだったので、演奏はもちろん楽しみだったが、どんな店なんだろうと、行くまでちょっとワクワクした。


 途中何度か人に尋ねて、やっと住宅街の中にその建物を見つけた、”へぇー こんな所に」中に入るとすごーく広い店内、そして、おしゃれな感じ。


 そして、肝心な演奏者はというと、すっごく久しぶりのミュージシャン、おなじみのミュージシャン、あと女性ふたりは、全くの初対面、もちろん演奏を聴くのも初めてだった。


 ミュージシャンがかたまってるテーブルにいる彼女達は、どう見ても今時のお嬢さんだ。ところが、ステージに立った彼女達は、見事にピアノを弾きこなす、アルトを吹きこなす。特にアルトの彼女は、本当に軽々と表情ひとつ変えることなく吹く。しかも出てくる音はちゃんとジャズだ。華奢な彼女が首から楽器を提げてるだけでも、大変だろうに、吹く時も、ほっぺがふくらむこともなく、運指も実に軽やかである。


 まったく、大した、たまげた、やるもんだねえ、あまりに軽く吹くので、”これなら、私にも吹けるかもね”などと、畏れ多くも思ってしまうほどだった。


 例の「スイングガールズ」を、観て、ジャズにはまる、サックスにチャレンジなんていう人が、お客様の中にもいらっしゃって、その気持ちがその時ものすご〜〜く、よくわかった。


 正直この日、見たことも、聴いたこともないふたりの演奏を期待するというよりは、(もっとも全く知らないので、期待のしようがないというか)むしろ、「初めての店に行く」事の方が、ちょっと楽しみだった。  


 なので、驚きは余計大きかった。そのお店のライブ情報を見ると、知らない名前がずいぶん並んでいる。もっと、もっと聴いてみたい、そう思わせてくれる演奏、”今日やっぱり来てよかった”というライブだった。


 そして、新しい人ではないが、うちがステージを作ってから一度だけうたってくれたボーカリストを、日曜日12,3年ぶりに聴いた。その間一度も会ったことがないので、本人かどうかわかるだろうか(同姓同名なんてわりとある)と、思ったが、あぶなげな、たよりなげな、彼女の独特な雰囲気がそのままで、マスターも私も”ぜったいそうだ!”と確信する。


 ライブ後、彼女のCDを買い求め、サインをしてもらってる時、”・・・覚えてます・・・お久しぶりです、うれしいです・・・”と、手を差し伸べてくれた彼女と握手をして、なんだか不思議な人だなあと、そのほやほや?した不思議な魅力に、またはまった私達だった。


 いつも、聴いてる人ばかりで満足してちゃだめだね、聴いたことない人を聴こう。


 てなわけで、今週の一曲は、その不思議な彼女のアルバムから「Gaiolas Abertas」

伊藤ノリコ 「A PAZ」 聴けば聴くほど、ノリコワールドにはまります。

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