津島市蛭間町
tel.0567-25-3272
全席禁煙に致しましたので、
 喫煙はデッキ席のみとさせていただきます。
 毎木曜日第2,第4水曜日を定休日とさせていただきます*
 2006.10.04

 18きっぷ2回目の旅は、8/10のやはり11:39p.m.のムーンライトながらで、旅立つ。 今回は、ちょっと長旅になる。 前回同様、早朝東京着、まず東京から水戸へ。 水戸からは、東北本線を使わず、3時間余りかけて、水郡線というローカル線を使って郡山まで行く。 そこから仙台、そして目的地一関まで。


 その日の朝、5時頃東京を出て、一関に着いたのが夕方6時ちょっと前だった。 雨も降り出して、早速駅前のホテルにチェックイン。 それから、今回の旅の第一目的であるジャズ喫茶「ベイシー」に向かうのだ。 が、まずその前にちょっと腹ごしらえのつもりで居酒屋に入った。


 店の2階に通された私達には、様子がよくわからなかったけれど、”下が混んでるので、ちょっと時間がかかります”と、いうことだった。 確かに言われたとおり、ひとつひとつ、かなり時間がかかって、ちょっとじれったい思いさえしながら、その店で1時間くらい過ごし、8時頃「ベイシー」へ。


 居酒屋を出る時、ママさんらしき女性に、「ベイシー」への行き方を尋ねると、”あらー 「ベイシー」へいらっしゃるの? マスターによろしく!”と、言われた。 うわさには聞いていたものの、マスターはやっぱり有名人なんだと実感、ほろ酔い気分で、いい気持ちになって歩いていると ”ここをどう行くんだった?” 今聞いてきたばかりなのに、すでに道がわからない、かなりいいかげんな私達は、道行く人にまた「ベイシー」までの行き方を尋ねる。


 すると、その男性は、丁寧に道を教えてくださり、さらに ”「ベイシー」に行かれるんですか?いいお店ですよ、楽しんできてください”と。


 そんなふうに言われて、さらにいい気分になって、足取りも軽く、教えてもらったとおり行くと、ちょっと先に「ベイシー」の看板が。 「わぁ やったー 」と、思ったのもつかの間・・・ところが、ところが、そこから見る限りどう見ても
電気が消えている。 「まさか」・・・いやな予感。 急ぎ足店の前まで行ってみる。 するとやっぱり見事予感は的中、ドアに小さな「本日終了」の貼り紙。


 ”まじかよー” なんだかす〜っと気が抜けていく。 でも、終わったものは仕方ない。 ”こんばんはー” とか叫んでみたくもなったけど、どうすることもできず、何枚か店の前で写真を撮って、戻るしかなかった。


 ため息まじりで ”居酒屋なんか行かずに・・・” とか ”今日はひょっとして休みだったのか・・・” などと、ふたりでぶつぶつ言いながら、その日2軒目の飲み屋に入って、おいしいお酒とおいしいお料理に満足、でも、やっぱり落ち込みながらホテルに戻った。


 翌朝電車待ちの間、駅周辺を歩くことにして、駅前にある観光案内の地図を見ていると「ベイシー」が載っていてびっくり。 観光スポットにもなっているなんてさすがだなあ、そして、近くを通りかかったので、また写真を撮った。


 一関から平泉へ行き、中尊寺などを見学、静かな庭園を散策、そして東京に戻る。 


 そこそこ時間があるので、渋谷、新宿あたりの駅からそう遠くない店なら、ライブも2setくらいから聴けて、最後まで聞いても夜行に間に合う。 ところが、情報を得る手段がないので、前に行ったことのある渋谷、道玄坂の「KO-KO」に行った。


 いよいよ帰る時になって、夜行が出る品川に行くと、雷と大雨で、電車が遅れ、一時はどうなることかと心配したけれど、1時間ほどの遅れで電車が到着、それほどの混乱もなく無事帰宅、それにしても今回は、いろいろ思い出深い旅になった。


 おすすめの一曲は 「RAUNCHY RITA」
ELVIN JONES & RICHARD DAVIS 「HEAVY SOUNDS」

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