津島市蛭間町
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 2012、 9、3

 東日本大震災の被災地へ、息子がボランティアに行ってきた。 たった2日間、1日目は、石巻大川小学校周辺、2日目は、松島へ。 そもそも行こうと思いたったきっかけは、震災直後、仕事で関わりのある方が、ボランティアに行かれていると知ったこと。 こんなに身近にそういう人がいるんだと、心動かされたのだった。 それから間もなく、”ボランティアに行こうかなあ”ある日、息子がぽつり言った。


 それはとてもいいこと是非ぜひ。 おせっかいながら、私も何かしたくて、”どのボランティア団体がいいですか?”そういうことには、とても詳しい知人に、すぐにメールでたずねた。 同時に、息子自身も、ネットで探したのだけれど、事前説明会があったり、ただでさえ休みがとりづらい息子にとっては、かなりきびしかった。 それよりも何よりも、その時は、自力(自分の運転で)で、現地入りすると言っていて、2年前、腰痛で動けなくなり、1ヶ月半休職させてもらった苦い経験から、周りは、猛反対、結局行けなかった。  


 次のチャンスは、G.W.連休を利用してと思ったが、今度は、ボランティア希望者が殺到、受け入れ側がストップをかけるという事態が起こり、またもや行けず仕舞い。


 それ以降は、またいつものように、とにかくとにかく仕事が忙しく万年寝不足状態に戻り、息子の口から、ボランティアのボの字も出なくなった。


 そして今回、震災から約1年半、全くそんな素振りも見せず、さっさと決めて、バスも予約して”4日から(8月)からボランティア行ってくる”と、突然言ったのだった。 往復夜行バス、活動したのは中2日間。 本当に短い間だったけれど、得たものは多く、大きく思うこともいろいろあるようだ。


 携帯で津波の様子を見せて”こんなふうだったんだよ・・・”と、そして現在の写真を見せてくれる。  


 大川小学校周辺での活動は、遺体捜索。 当時小学校の少し上の方に、鶏舎があってそこでは豚も飼われていて、学校周辺では、今もなお、骨がところどころに散乱しているのだとか。 ボランティアの人達は、とにかく骨という骨、全部袋に拾い集めて、その後、人骨かどうかを調べるのだそう。


 息子が入った日には、お子さんの写真を胸に抱いた一組のご夫婦が”この暑い中、捜していただいて、本当にありがとうございました”と、活動後挨拶された。 とても重すぎて、そこでは写真が撮れなかったと息子は言っていた。


 2日目の松島は、のり工場の復興支援。 個々で、養殖をされていた方が、数人集まって、ひとつの会社を作るための支援活動。 まだまだ準備期間で収入もなく、復興支援金に頼る生活なのに、皆さんとにかく明るく和やかに、マイペースで仕事をされる。 いつも時間に追われる自分とは大違いで、こんなふうに仕事ができたらなあと、思ってしまった息子だった。


 ”また行きたいと思う”息子は、そう言った。 ボランティア団体の宿舎も、当然ながら条件もl悪く、心身共に休まる状態ではなかったし、夜行バスが遅れて、予定通り仙台に着けず、最初からそんなハプニングがあったけれど、やはりそんなふうに感じてくれたことがとてもうれしい。 2回でも3回でも、是非是非また行ってほしい、そう願っている。


                       今日のお気に入り

                    山田ゆきさんのファーストアルバム 「ラブ」

                歯科医であり、9ヶ月の僕ちゃんのママであり、ヴォーカリストのゆきさん。
                とっても明るくて素敵です。もちろんヴォーカルもgood!聴き応えあり。
'13.08.19 ☜  一覧  ☞ '06.10.04