研究・教育課題

自然環境の保全と環境問題

  

 
  概 要   ・ 成 果 等

環境汚染が生物に及ぼす影響を、人と自然の関係から検証する。

 

現在、地球環境の汚染は多くの生物を絶滅にまで追いやっています。人がつくり出す自然環境への影響を、3つのテーマをもって研究しています。

 

1) 環境の変化が生物に与える影響の調査・研究

 

 「オオシロカゲロウ(アミメカゲロウ)の羽化タイミングと同調性」、第7回国際蜉蝣学会、環境動物昆虫学会発表など4

 

Seasonal and Diurnal Timing of Emergence of  Ephoron sigae  (Ephemeroptera:Polymitarcyidae) from Four Japanese Rivers.The Japanese Journal of Limnology

 

2)都市近郊の河川や里山自然の保全

 

里山生態系の多様性を地形、地質、植生の専門研究者との共同研究により明らかにする(里山を代表するギフチョウやハッチョウトンボの保全)

 

「海上の森(愛知県瀬戸市)の二次林におけるスズカカンアオイの個体群構造と1999年春のギフチョウの産卵密度−」、名古屋大学情報文化研究、

 

「里山環境における指標種ギフチョウ(Luehdorfia japonica)の生態学的調査−愛知県瀬戸市海上の森−」、南山大学紀要「アカデミア」、学会発表3

 

「東海地方の里山の自然誌−「万博アセス」に生態学的視野を−」、科学(岩波書店)、「里山の生態学」−ギフチョウとスズカカンアオイ、里山の指標としてのトンボ−、名古屋大学出版会、「甦れ!里山−生命あふれる未来のために−」、「日本人の忘れもの−「海上の森」はなぜ貴重か?−」など5篇、学会発表3

 

3) 中国における環境問題

 

「興義市(中国・貴州省)の陸水」、「中国西南部貴州省興義市における上水道」、「中国西南地域の水質浄化対策支援を通してみた環境問題」など、10数篇

 

●中国農村におけるカンナ麺の澱粉製造過程による水質汚染の浄化対策

 

「貴州省興義市周辺の農村におけるデンプン精製排水が農地土壌の化学性に及ぼす影響」、名古屋女子大学紀要(家政・自然編)、47号(平成13年3月)、発表5題

 

環境NGOによる公害対策技術者の派遣を通しての水質浄化対策

 

 中国における環境問題は水質汚染、大気汚染に続いてゴミ問題が予測される

 

「中国西南地域の環境問題、その後−ODAは生きているか?−」、「西南中国の環境事情」、「中国西南地域における生ゴミの堆肥化支援」など数篇

 

ゴミ・リサイクル技術と環境教育を推し進める中国においてワークショップ3回開催

 

)台湾における給食ごみの堆肥化

 

●中国での生ごみの堆肥化支援を拡大して、給食から学ぶ栄養教育を発展して環境教育を台湾で行なう

 

 台湾師範大学、台北師範大学院などとインターネット双方向授業を目指す

 

教 育  概 要   ・ 成 果 等

プリント作成およびWEB公開(ホームページ)

公衆衛生学関係プリント

環境学関係プリント


生態学関係プリント

Web-CT

国家試験対策問題「公衆衛生学」


顕微鏡映像配信システム

 公衆衛生学実験ほか

公衆衛生学とは、ニューサンス(厄介もの)、感染症公衆衛生活動地域保健学校保健労働衛生被服衛生、住居衛生、社会保障(平成16年改定)、環境衛生学(平成16年改定)、保健、疫学調査、公害、上・下水、衛生統計学(改定)


社会の進歩によりもたらされる新たな問題、まちの川に自然を求めて(平成16年改定)、大気汚染と道路公害(平成16年改定)、循環型社会をめざして(平成16年改定)、日本の環境影響評価(アセスメント)、環境家計簿


進化論は正しいか、ホットスポットとしての里山、オオタカ保護に生態学的視点を、青少年公園に自然はあるか、ヒメボタルから何が見えるのか



公衆衛生の歴史、国際衛生、衛生行政、衛生法規、人口と公衆衛生、衛生統計、環境衛生、公害、公衆衛生活動、感染症、疫学、学校保健、労働衛生、医療制度、社会保障・社会福祉


学生の顕微鏡映像をモニター画面で管理し、大型ディスプレーで映し出した画像により適切な指導ができる