家を建てよう

中間検査

□ 金物は締めてありますか?
締め忘れは無いか、付け忘れは無いか等確認して下さい。ほとんどの柱・梁はなんらかの金物で接合されていると考えて下さい。
□ 筋違・釘が家を守ります
木造住宅では在来工法工法は筋違、2×4は耐力壁の合板が家を守ります。しかし、施工法法が間違っていては役に立つはずが有りません。在来工法は筋違いの端部(土台、梁、柱にぶつかる部分)に金物か5本以上の釘で固定します。 2×4は耐力壁にと言うよりも、家全体に釘を物凄い数使います。釘を打つ間隔や種類も指定されています。詳しくは公庫仕様書を参考にしましょう。
□ 構造材に不足は有りませんか?
テレビで何度か報告されたのが構造材の間引きです。見えなくなるので何本か抜いてしまう業者がいるようです。柱等の意味不明なほぞ穴を発見したら業者に指摘しましょう。
□ 屋根はきれいに葺かれていますか?
屋根材の下にひく防水用のシートが野地板(屋根の板)が見えないように万遍なくひいてあるか、重なりは十分か、屋根材がずれていないか、板金がきれいに出来ているかなど確認しましょう。
□ 防腐・防蟻処理はしっかりと!
通常の防腐・防蟻処理は地盤面から高さ1m位まで行われます。種類も幾つかあり、オレンジ・グリーン色の液を柱や大引に塗ります。 この時、鏡を用意して下さい。と言うのも、大引(1階部分の土台と土台の間に通す木材で、床を支えます。)の下側の塗装をしない場合が有るからです。見にくい場所ですが、よく塗られていない場所でも有ります。
□ 断熱材は適切ですか?
床下・天井裏には、壁よりも断熱率の高い断熱材を使います(条件により違う場合が有ります)。断熱材の厚さは地域により違いますので、公庫で発行している住宅工事共通仕様書を見ましょう。契約書・公庫を使用した場合には確認申請の書類にも書いてあります。
断熱材は隙間なく端から端まで敷き詰めなくてはなりません。隙間が有ると冷気がもれ、建物を冷やすからです。
床下断熱材は根太に挟むだけの場合が多く、落ちていたりする事が有ります。床を貼り終わった後に床下を確認出来るようでしたら、覗いてみましょう。点検口には床下収納の口が使えます。
外壁や屋根にグラスウールを使う場合は雨に濡らさないようにしてもらいましょう。また、触るとチクチクしますので注意して下さい。外壁には防湿シートを貼りある程度防げますが、防湿シート自体がはがれる事も有りますのでその際には補修させましょう。
また、壁の断熱材が余ったら天井裏に入れてもらいましょう。
□ 上棟検査の補修はしてありますか?
上棟時に補修を求めた部分は忘れずに処理をしてありますでしょうか?この後下地材を貼ってしまうと確認できなくなりますので、早めに処理させましょう。
□ 防湿シートに傷・隙間は有りませんか?
防湿シートの破けを見つけたら補修してから外壁工事をしてもらいましょう。
□ 外壁下地は貼られていますか?
外壁下地(ラス)は金網のような材料で、これにモルタルを絡ませます。これがしっかり付いていないと外壁の剥がれ、ヒビ、外壁タイルの剥離等の原因になります。が少し引っ張ってみて、剥がれるようなら補強させましょう。
□ サッシはきちんと付いていますか?
サッシ枠はそれ自身では自立できない程度の強度しか有りません。曲がった状態で固定されないように注意しなければなりません。
□ ベランダ床は完成しましたか?
ベランダ床の仕上げ方法には幾つかの種類が有りますが、正しく施工しないと雨漏りの原因と成りますので注意しましょう。
□ 床は傾いていませんか?
よく指摘されるのが床の傾きです。テレビでも欠陥住宅を指摘するのにゴルフボールを転がすのを良くやっています。試しにやってみましょう。しかし、1階の場合には部屋の中心部を多少上げる事も有ります。これはピアノ等重い物を置く場合、床下の沈下を考えて多少のふかしを行っています。
□ 手直し工事は早めにしてもらいましょう
木工完了検査では細かい修理点が幾つか出てくると思います。ですが、大きな変更でも無い限りすぐに訂正出来ますので、次の工事が始まる前に補修させましょう。