目指すはストックNo1!

Vol.8  (2020.10)

 
            












  Vol.8としてスポットを当てる艇は、高速走行時の安定性向上を主眼として、センターセクション
 後部に特徴のある アメリカML Boatworks社の「THX305」です。

  所有者は、滋賀県在住のK氏でRCボート暦はそれほど長くはないようですが、空物RCの経験
 を生かし、培ったノウハウをRCトンネルボートにどんどんつぎ込んでいます。
  ベニヤ製キットで販売されているこのTHX305は、仲間と数艇同時購入されて製作完了となり
 使用者が増殖中です。

  この船体はOS製ロアーユニットを使用する前提で設計され、ニトロとEP両パワーソースとも
 共通のキットとなっており、センターセクション左右後端がエンジン取り付け面のトランサムから
 40mmほど延長されて、スポンソン後端から10mm延長された形状が特徴的です。

  生地完成となる前のスポンソンとセンターセクションの合体作業も精度よく組み立てられるよう
 に部品設計がなされており、製作経験の少ないRCマニアにも安心なキットです。

  全長が30.5インチと21船外エンジン用としてはやや大きめで、ストッククラス用としてセッティング
 すれば、パワーを十分に受け止め余裕の安定性を発揮し、モデファイクラス用ではチューンドパイ
 プ付きのハイパワーを生かして、他艇を圧倒する高速安定性を発揮すると思います。

  私も入手から4年ほど経過していますが、レース目的に調整をしておらず、今回の取材でやる
 気が沸いてきました。
 

 テクニカルデータ

 
船 体 : THX305
 エンジン :
     OS21XM VerⅡ
 キャブ : OS20J
 マフラー: OS Ver.Ⅱ
 ラ ジ オ : フタバ4PL
 プロペラ :
       CNC40x1.4
 燃  料 :
      
クロッツ30%
 燃料タンク:
        OK 220cc
       

白と濃紺のカラーが美しい

左後方から

右後方から

カウルを外して

タンク両サイドの縦フレームはオリジナルから加工済み

ラジオボックスのハッチにはレーザーで刻印

船底部

延長された左右のセンターセクション

40X1.4のペラを使用

クリヤー船体と白カウルが新鮮

ストッククラス艇として安定性と操縦性が抜群と本人弁

エンジンはOS21XM
VerⅡ
 Vol.8-1

 左の3枚の写真は滋賀県在住の
 Y氏所有の同船体、THX305で船体です。
 カラーリングはクリヤー仕上げに
 拘って製作されていました。
 シンプルで美しい塗装仕上げです
 以前のSpotlightはこちら  Vol.1  Vol.2  Vol.3  Vol.4   Vol.5  V0l.6   Vol.7