神社・仏閣巡り


旅行に行くとそこにある城や神社・仏閣に行きます。遺跡に行くこともあります。
むしろ、それが旅行の目的であることもよくあります。
振り返ってみると、私の旅行の目的は、自然・歴史・文化がキーワードになっているような気がします。
そのなかで、ここでは神社・仏閣にスポットを当ててみたいと思います。


岩手 中尊寺 慈覚大師円仁が開山し、12世紀のはじめに奥州藤原氏初代清衡によって大規模な堂塔の造営が行われました。奥州藤原氏三代ゆかりの寺として有名ですが、表参道入り口付近には弁慶の墓が、月見坂の途中には弁慶堂があるなど源義経・弁慶ゆかりの地でもあります。また、金色堂といえばやはり黄金に輝く金箔に目が奪われがちですが、螺鈿細工は一見の価値があります。
毛越寺 慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡から三代秀衡の時代に多くの伽藍が造営されました。往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。毛越寺といえば浄土庭園のイメージですが、礎石を見ながら当時の建物を想像してみるのも楽しいです。
高館義経堂 兄・頼朝に追われ、平泉に落ち延びた源義経は、藤原氏三代秀衡の庇護のもと、この高館に居館を与えられました。しかし、頼朝の圧迫に耐えかねた秀衡公の子・泰衡の急襲にあい、この地で妻子とともに自害したと伝えられています。丘の頂上には、仙台藩主第四代伊達綱村が義経を偲んで建てた義経堂があり、中には義経公の木造が安置されています。
達谷窟
毘沙門堂
坂上田村麻呂が征夷の記念に毘沙門天を祀った岩窟。懸崖造りの毘沙門堂が印象的です。毘沙門堂西側の岸壁上部には岩面大佛と呼ばれている大きな磨崖仏が刻まれています。
東京 湯島天満宮 通称は「湯島天神」で、公式ホームページも「湯島天神」となっています。古来より江戸・東京における代表的な天満宮で、学問の神様として知られる菅原道真公を祀っているため受験シーズンには多数の受験生が合格祈願に訪れます。もとは雄略天皇の勅命により天之手力雄命を祀る神社として創建されたと伝えられていますが、1355年に、郷民の請願により菅原道真を勧請して合祀しました。
福井 柴田神社 柴田勝家を主祭神とする神社で、境内には柴田勝家,お市の方,三姉妹(茶々,初,江)の銅像があります。また、柴田神社は北の庄城址に建てられており、境内には北の庄城や福井城の堀や石垣などが随所に見られます。
愛知 熱田神宮 日本武尊の死後、尊のお妃である宮簀媛命が三種の神器の一つ草薙神剣をここ熱田の地に祀ったのが熱田神宮の始まりです。
熱田神宮は、織田信長が桶狭間の戦いに赴く際に立ち寄り、戦勝祈願を行った場所でもあり、合戦後、信長が勝利した御礼として築いたとされる信長塀の一部が残っています。
京都 金閣寺 正式名称は鹿苑寺といいますが、舎利殿の「金閣」が特に有名なため一般的に金閣寺と呼ばれています。
元は鎌倉時代の公卿、西園寺公経の別荘を室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受けたもので、義満の死後、北山山荘を寺にしました。
島根 出雲大社 古代より杵築大社と呼ばれていましたが、1871年(明治4年)に出雲大社と改称しました。一般には「いずもたいしゃ」とよばれますが、正しくは「いずもおおやしろ」と読みます。日本でもっとも古い歴史書とされる「古事記」に記される歴史ある神社で、縁結びの神として知られる大国主大神(大国主命)が主祭神としてとして祀られています。
岡山 吉備津神社 備中国一宮で三備(備前・備中・備後)の一宮とも言われています。、足利義満が造営したといわれる本殿は全国で唯一の比翼入母屋造(吉備津造)で、拝殿とともに国宝に指定されています。御竃殿で行われる「鳴釜神事」が有名です。
吉備津彦神社 備前国一宮で「朝日の宮」ともいわれています。主祭神の大吉備津彦命は、大和朝廷の命により吉備津国を平定したと伝えられ、「桃太郎」のモデルとしても有名です。
香川 金刀比羅宮 「こんぴらさん」の名で親しまれている金刀比羅宮は、象頭山(琴平山)の中腹に鎮座し、参道の石段は本宮までは785段、奥社までは1368段あります。
江戸時代中期に入ると全国の庶民の間へと信仰が広がり、金毘羅参りは伊勢神宮へのお陰参りに次ぐ庶民の憧れだったといわれています。
滝宮天満宮 菅原道真は886年(仁和2年)から890年(寛平2年)の間、讃岐守として讃岐国に赴任し、讃岐国国府に近い滝宮の有岡屋形と、讃岐国一宮の田村神社に近い坂田郷の橋詰屋形の2ヶ所の官舎に住んでいました。
滝宮天満宮は、その官舎(有岡屋形)跡だと伝えられています。
愛媛 大山祇神社 伊予国一宮で、全国にある山祇神社(大山祇神社)の総本社です。源頼朝・源義経・河野通信をはじめ多くの武将が武具を奉納して武運長久を祈ったため、(パンフレットによると)全国の国宝・重要文化財の指定を受けた武具類の8割がこの大三島に保存されているそうです。鶴姫着用といわれる紺糸裾素懸威胴丸も見ることが出来ます。
大分  宇佐神宮 全国八幡社の総本宮。主祭神は八幡大神(応神天皇),比売大神,神功皇后の三柱です。
宇佐八幡宮神託事件(道鏡事件)では、道鏡の政治的陰謀を阻止し、皇位の継承に関与するなど、皇室の宗廟として崇拝の対象となりました。
宮崎 天岩戸神社 天岩戸神社は岩戸川を挟んで西本宮と東本宮があります。西本宮は、天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)がお隠れになった天岩戸(洞窟)を御神体としてお祀りしている神社で、東本宮は、天照皇大神が天岩戸から出た後、最初に住んだ場所をお祀りしている神社です。西本宮の御神体「天岩戸」は拝殿裏の遥拝所から見ることができます。また、西本宮から天安河原に行くことができます。
高千穂神社 高千穂郷八十八社の総社で、主祭神は一之御殿の高千穂皇神と二之御殿の十社大明神です。境内にある神楽殿では、毎晩20時~21時に観光客向けに高千穂神楽を奉納しています。
青島神社 「海幸彦・山幸彦」の伝説で有名な山幸彦こと彦火火出見命が海積宮から帰還した際に青島に上陸して宮を営んだ跡として「彦火火出見命・豊玉姫命・塩筒大神」の三神を祀ったのが始まりとされています。
鵜戸神宮 豊玉姫命が主祭神である日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(神武天皇の父)を産んだのがこの鵜戸神宮です。本殿前磯にある「霊石亀石」の穴の中に運玉を投げ入れ見事入ると願いが叶うといわれています。