おすすめの絵本





「しょうぼうじどうしゃじぷた」 (福音館書店) 渡辺茂男・著,山本忠敬・イラスト
 「じぷた」は、古いジープを改良したちびっこ消防車。ちびっこだけど、じぷたには、小さなポンプとぷーぷーとなるサイレンがついています。そして働き者です。小さな家が火事になると、すぐに飛び出していきます。ぷーぷーとサイレンの音も勇ましく走っていってたちまち火事を消してしまうのです。・・・なのにいつも馬鹿にされ、引け目を感じているじぷた。ところがある日、隣村の警察から「大変です。山小屋が火事です!このままほっとけば、山火事になりそうです!」と電話が入ります。署長さんはじぷたを見ました。「よし、じぷただ。たのむぞ!」
 自分が小学生の頃に読んで感動した本です。今でも1番好きな絵本は?と聞かれれば、迷わず「しょうぼうじどうしゃじぷた」と答えます。









「そらまめくんのベッド」 (福音館書店) なかやみわ・著・イラスト
 そらまめくんの宝物はベッド。だから誰にも使わせようとはしません。ところがある日、ベッドがなくなってしまったのです。
 私は「そらまめくんとめだかのこ」に先に出会い大好きになってしまいました。この本も大好きです。
 事件が起こるたびに成長していくそらまめくん。「そらまめくんのベッド」のシリーズがいつまでも続くことを願っています。
「そらまめくんとめだかのこ」 (福音館書店) なかやみわ・著・イラスト
 昨日も今日もずーっと雨が降っていて、そらまめくんたちは遊べません。次の日の朝、みんなが目を覚ますと青空が広がっています。「わーい、今日は遊べるぞー」と外へ飛び出してみますが、いつもの遊び場が大きな水たまりになっていました。でもグリーンピースのきょうだいが小さな枝と葉っぱでオールを作るとベッドを水たまりに浮かべてすいすいとこぎ出しました。ベッドのおふねです。えだまめくんもさやえんどうさんもピーナッツくんもさっそくまねをして遊び始めますが、そらまめくんだけは大切なベッドを濡らすわけにはいきません。みんなが楽しそうに遊んでいるのを見てうらやましくなったそらまめくんは、ピーナッツくんにたのみこんでベッドのふねに乗せてもらいます。ところが、ピーナッツくんのベッドがひっくり返ってふたりとも水の中に落ちてしまいました。その水の中で見た景色があまりにもきれいだったので、みんなを誘って水の中にもぐっていきました。そこで出会ったのがめだかのこ・・・。
 絵がきれいでキャラクターがかわいかったので、本屋で立ち読みしてみたら内容もGOOD。ということで迷わず買いました。娘も「そらまめの本」と言ってお気に入りです。この本が最近ブームになっているということは買ってから知りました。おすすめの1冊です。
 このシリーズは、「そらまめくん」が少しずつ成長していく過程がよくあらわれていて、これからも期待できます。
「そらまめくんのぼくのいちにち」 (小学館) なかやみわ・著・イラスト
「そらまめくんとながいながいまめ」 (小学館) なかやみわ・著・イラスト
「あそびにおいでよ そらまめくんのおうち」 (小学館) なかやみわ・著・イラスト
 そらまめくんの世界を立体化した遊ぶための絵本です。
 そらまめくんやグリーンピースのきょうだいになって、遊びましょう。
 各キャラクターの立体人形とミニ絵本がついています。
「そらまめくんのあたらしいベッド」 (小学館) なかやみわ・著・イラスト
「くれよんのくろくん」 (童心社) なかやみわ・著・イラスト
 ずーっと新品のままだったクレヨンたち。「たいくつで、いやになっちゃうなあ」ある日きいろくんがとびだした!きいろくんは画用紙を見つけると、クルクルクルッと画用紙にチョウをとばして大よろこび!「そうだ。チョウには、お花が必要だね」とあかさんとピンクちゃんを呼んできました。こうして、次々と、お友だちがお友だちを呼びに行きました。ところが、最後に残ったくろくんだけは、仲間に入れてもらえません。でも・・・。
 くろくんが画用紙をまっくろにぬったとき、うちの娘は「ピンどめを持ってきたらいいよねえ」といいました。以前こうして遊んだのをよく覚えていたようです。
 おはなしの王道をいく、うれしい展開に、心があたたかく、元気になる本です。